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2016年まとめ、その1。
以前ぷらいべったーに上げたものと同じ内容ですが、
長すぎてブログに怒られたので記事を2つに分割しています。





あらためまして、綿津見です。

年の瀬ということで、今年も個人的に1年を振り返ってみようかなと。
今年もお世話になりました。
来年もよろしくお願いいたします。


参考までに2015年末のブログを見返そうと思ったのですが
去年はどうやら書いていなかったようです。
まあ、去年の暮れを思い返せば当然と言えば当然か……。


ひとり言めいた、ごくごく私的なものになる予感がひしひしとしますが、
そんなものでもよろしければお付き合いください。



- - - - - - - - - - - - - - - -


さて、2016年を箇条書きにしてみると、


・生活が変わった
・創作はほとんどしていない
・辛うじて企画
・それでもコミティアには2回サークル参加


と、いう感じでしょうか。

何だか遠い昔のようですが、
春に卒業、就職をいたしまして、
それに伴って住む場所も生活リズムもがらりと変わっています。
Twitterで私生活をだいぶツイートしてしまっているので
未出の話でもありませんが…。


- - - - - - - - - - - - - - - -


思い出す順に書くならば、
1月、年明けは、昼夜逆転しつつ卒業論文を執筆していました。
計画性の無い自分に嘆きつつ
必死にキーボードを叩こう…として、遅々として進まず……。
《進捗ダメです3人組》で互いの原稿を回し読むのが楽しかったなあ。
今振り返るに、人の原稿読むなら自分のテクスト読めよって思わなくもないですが。


まあ2015年11月下旬までアンソロジー水で頭を埋めていたことを考えれば、
よく書き上げたと思います。
6万8千字。
どれだけ遅筆な人間でも
追い詰められれば1か月と少しでそれくらい書けるんですね。


なおその時点で、2月初旬のコミティアに申し込みを済ませていました。
とりあえずは卒論を期日までに提出して、
そのあと短編を一本書いて、既存の文章と合わせた短編集を新刊にしようと。
卒論が終わったら即コミティア準備、
そうしてコミティア当日、その翌日に卒論の口頭試問、とそんなスケジュールでした。


…というのはあくまで予定のお話で。
卒論の締切が何日だったかは既に忘れてしまっているのですが、
締切2日くらい前に、身内が老衰で亡くなりまして。
入院していたとは言え突然のことで、驚いた出来事でした。


明るくない話ですみません。
それで慌てて教授から卒論の提出に猶予を貰い、飛行機の当日席を買い。
卒論提出がずれたためにコミティア原稿への着手も遅れるという形になりまして、
1月は兎角ばたばたであった記憶が朧げにあります。


- - - - - - - - - - - - - - - -


2月のコミティア、何とか新刊は出せました。
タイトルを「TheMe」といいます。
既に読んでくださった方がご指摘くださったように、
「これが私」であり、
「テーマ(=theme)」とかけた短編集です。





企画に寄せたものとそうでないものと、
ないまぜになってしまって結局は
全て「お題」ありきの短編集とはいかなくなってしまいましたが、
「綿津見ってこんな話ばかり書くんだな」と、
良くも悪くも分かっていただけるような物になったと思います。


1月のばたつきでデータを仕上げたために、
ふと見れば最後の短編に不備があったりして、
それは非常に心残り、なのですが。
突貫で作った割に気に入る雰囲気に仕上がったカバーや、
色をランダムにしてもらった表紙用紙なんかは悪くなかったかな、と。


それから、冒頭に載せた「高度30000フィート」は、
祖父の通夜に向かう飛行機の中で書いた短い文章です。
君との別れの時間だ。


- - - - - - - - - - - - - - - -


……と、暗い趣になってしまいましたが、
2月のコミティアに無事参加し。
3月は引っ越し準備、卒業就職準備に追われ瞬く間に過ぎ、
あっという間にシャカイジンなる者になりました。


そんな中で参加させていただいたのが、
桐原さくも様主催の「場所アンソロ web版」と、
ふじ子様主催のwebアンソロ「物語は須く喪失である」です。

「場所アンソロ arium web版」は、
web版と書かせていただいた通り、
製本版に対しての企画です。
planetarium、herbariumなど、用意された「--rium」についてお話を書く企画。
コンセプトやサイトがとても素敵です。

http://ariumweb.tumblr.com


……と、ここまで書いて
私は製本版を買えていないことを思い出しました。
さくもさんから文学フリマで直接買わせていただきたいなと
思っていたのに文フリに行けなかったせいですね。
いずれ直接買わせていただけたら良いなあ。


さてこちらに寄せさせていただいたのは
「はるかかなたの水中話」という話です。
不思議、を全く入れなかった現代物で、遥と彼方、双子の姉妹の話。
選んだテーマはaquariumでした。


ヤマなしオチなし、な話になってしまいましたが
以前書いた話で一脇役だった遥を書けて楽しかったです。
今後も彼女は何ら不思議に出会わず
普通に進路に迷ったり恋愛に悩んだりして生きていくのだろうなと思います。


場所アンソロは、作品を拝読していて、
本当に色々なところを訪れることのできる感覚が心地よい企画でした。
ツイッターに「でかける」とリプライするとランダムで作品を紹介してくれる
機能には脱帽でした。
ありがとうございました。


続いて「物語は須く喪失である」は惹かれる企画タイトルをお題に、文章を書く企画。

https://t.co/2zfGr34rT9

結局締切に追われつつも
「巡る昼夜の“物語”」という話を書かせていただきました。


ルイス・キャロル「不思議の国のアリス」のオマージュ、
物語の中から物語を。
そんな感じでした。
言うなれば「メタ」。

「不思議の国のアリス」は「鏡の~」ほど
きちんと読んだことがなかったので、
詳細はこんな風だったかと青空文庫をスクロール。
こういう時に著作権切れでネットで読める有難みを感じてしまいます。


ふじ子様の企画はサイトも見やすく、
公開された作品をランダムに表示できる遊び心なんかも備わっていたりして、
私にしては珍しく全作品拝読させていただきました。


感想:http://privatter.net/p/1545793

多種多様でありながら、それでいて「喪失」をしっかりと軸に持つ作品群。
ふじ子様にその感謝の思いをきちんと伝えていない気がして
今さら恐縮なのですが、とても心地の良い企画でした。
参加させていただけて良かったです。
ありがとうございました。

- - - - - - 


その2に続きます。



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綿津見(わだつみ)


ストロー飲料が好き。


記事の更新は不定期な上に
間が空きますが、
Twitterにはわりと
常駐しています。


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